「子供ほしい?」じゃ甘い。婚活デートで男性に聞くべきは『不妊治療をしてでも欲しいか?』の一点だ

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導入:30代婚活における最大の「地雷」

婚活デートで、お相手に「子供は欲しいですか?」と聞くこと。
これは誰でもやります。

しかし、多くの女性が、相手の「うん、欲しいね(いつかは)」というフワッとした回答を信じて結婚し、数年後に地獄を見ています。

なぜなら、結婚してなかなか授からない時、夫からこう言われるケースが後を絶たないからです。
「俺は、自然に任せたいな。治療してまでは…痛そうだし、お金もかかるし」

この瞬間、あなたが婚活に費やした時間と、結婚してからの数年間が、全て水泡に帰します。
これを防ぐためには、交際前(あるいは初期)に、「解像度のすり合わせ」をしておく必要があります。

男性の「欲しい」と、女性の「欲しい」は違う

残酷な現実ですが、男女では「子供」に対する切実さと、支払うコストが全く違います。

男性にとっての「子供が欲しい」は、あくまで「幸せな未来のイメージ」です。
しかし、私たち女性にとっての「欲しい」は、「キャリアを止め、身体を痛め、命がけで産む」という覚悟そのものです。

実際に血を流し、頭を下げるのは誰か?

想像してみてください。もし不妊治療が必要になった時、実際に動くのは誰でしょうか?

  • 通院するのは?
    • ほぼ100%、女性です。生理周期に合わせて、月に何度もクリニックへ通わなければなりません。
  • 仕事を調整するのは?
    • 急な排卵日に合わせて、会社に頭を下げ、会議を欠席し、早退するのは女性です。
  • 痛みに耐えるのは?
    • 毎日の自己注射、採卵の痛み、ホルモンバランスの崩れによる不調。すべて女性の身体が引き受けます。

男性の負担は、極論を言えば「指定された日に射精すること」だけです。

この圧倒的な「負担の不平等」がある中で、男性側が「俺は自然に任せたいな(不妊治療はしたくない)」と言うこと。
それは、女性からすれば「子供は欲しいけど、君が痛い思いをしてまで、僕がプレッシャーを感じてまで、必死に作る必要はないよ」と言われているのと同じです。

一見、優しい言葉に見えるかもしれません。
ですが、リミット(年齢)を抱えて焦っている女性にとっては、「ハシゴを外される」のと同じくらい残酷なことなのです。

だからこそ、結婚する前に確認しなければなりません。
「私が痛みに耐え、キャリアを調整してでも産みたいと言ったら、あなたは全力で協力してくれますか?」と。

だから私は、婚活中に必ず「踏み絵」のような確認を行いました。

聞きにくいことを明るく聞く「会話術」

「不妊治療する気ある?」なんて重くて聞けない…と思うかもしれません。
でも、聞き方ひとつで、相手の本音(覚悟)を引き出すことは可能です。

「友達の話」として投げる(ジャブ)

まずは軽く、他人の話として話題を振ってみます。

「友達が妊活を始める時に、ふたりで一緒にブライダルチェック(検査)を受けたんだって。
男性側に原因があることも多いらしいから、最初にお互い調べた方が効率いいよね。〇〇さんはそういう検査、抵抗あるタイプ?」

ここでチェックすべきは、以下の2点です。

  1. 「自分事」として捉えられるか?
    • 「えー、俺は元気だし大丈夫だよ(笑)」と笑い飛ばすようなら、終わり。即・損切りしてください。
    • WHO(世界保健機関)の発表では、不妊原因の約48%(半数近く)には男性が関与していると言われています。「自分は大丈夫」という根拠のない自信は、無知ゆえのリスクです。
  2. 「女性だけの問題」だと思っていないか?
    • 「子供ができない=女性側の責任」というアプデされてない男性と結婚すると、後で治療が始まった時に「君が頑張ってね」と他人事にされます。

もちろん、私たち女性側も「私は生理があるから大丈夫」と思い込んではいけません。
「男女ともに、自分に原因があるかもしれない」という謙虚なリスク管理ができるかどうか。

このジャブ一発で、相手の「知識レベル」「当事者意識」が丸裸になります。

この時点で知識がなくても大丈夫。あなたが教えてあげればいいんです。それに対しての歩み寄りがかなり大事です。

自分のスタンスとして宣言する(ストレート)

関係性が少しできてきたら、明るく、でも真剣に伝えます。

「私は年齢的にも短期決戦だと思ってるから、もし自然にできなかったら、早めに医療の力も借りたい派(合理的)なんだけど、どう思う?」

ポイントは、深刻そうに言うのではなく、「効率的な手段としてどう思う?」とビジネスライクに聞くことです。

ちなみに私の実体験では、コレが効きました。夫も効率厨ということで、同じ考えであることがわかったので、二人の距離が一気に深まるきっかけにもなりました。

まとめ:同じ熱量のパートナーを探せ

ここで、
「そうだね、女性の負担が大きいけど、協力するよ」
「僕も検査受けるよ」
と言ってくれる男性。

彼こそが、あなたの人生を預けるに値する「本物のパートナー(共同経営者)」です。

結婚してから「こんなはずじゃなかった」と泣く時間を、今の「確認する勇気」に変えてください。
その一言が言えるかどうかが、あなたの3年後の運命を分けます。


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