30代女性が陥る「目の錯覚」
30代で婚活をしていると、ふとこんな絶望感に襲われることはありませんか?
「職場の既婚者の〇〇さんはスマートで素敵なのに、どうして結婚相談所で会う独身男性は、こう…パッとしないんだろう」
「やっぱり、いい男はみんな誰かのものになっているんだ」
分かります。すごく分かります。
既婚男性は、なぜか余裕があって、清潔感があって、女性の扱いに慣れているように見えますよね。
でも、騙されないでください。
それは彼ら自身のスペックが高いからではありません。
彼らが「妻」という優秀なプロデューサーによって管理・運用されている『完成品』だからです。
これはただの「目の錯覚」です。
このカラクリに気づかないと、あなたは永遠に「売り切れの商品(既婚者)」を指をくわえて眺めることになります。
既婚者がハイスペックに見える「3つの理由」
なぜ彼らはあんなに輝いて見えるのか。
冷静に分析すれば、それは全て「奥さんの手柄」であることが分かります。
服装と清潔感は「妻の検品」済み
彼らがパリッとしたシャツを着て、ヨレていないスーツを着ているのは、奥さんがクリーニングに出し、アイロンをかけているからです(あるいは、そうするよう指導されているからです)。
さらに休日の私服もダサすぎず、キメすぎず、こういうので良いんだよというちょうど良い服装。
独身男性の服が少しヨレていたり、ちょっとズレていたりするのは、彼らが「セルフプロデュース」しかしていないから。素材の差ではありません。管理体制の差です。
精神的余裕は「妻のメンタルケア」のおかげ
彼らがガツガツしておらず、余裕があるように見えるのは、家に帰れば話を聞いてくれる奥さんがいて、精神的に満たされているからです。
「愛されている自信」が、彼らを魅力的に見せているだけです。
女性の扱いは「妻とのOJT」で習得した
彼らが女性のエスコートが上手いのは、奥さんというコーチと何年も生活し、怒られ、修正され、訓練(OJT)を受けてきたからです。
最初からスマートだったわけではありません。数年かけて「教育」された結果です。
「誰かの完成品」を狙うのは、コスパ最悪の投資である
既婚者を見て「いいなぁ」と羨んだり、あわよくば…と不倫やセフレ関係に時間を費やすこと。
これは投資の観点から見て、最悪の「機会損失」です。
あなたは、他人がコストと時間をかけて育て上げた「完成品」を、成果だけ横取りしようとしている状態です。
しかし、その商品は「Sold Out(売り切れ)」です。
売り切れの棚の前で「欲しい、欲しい」と駄々をこねている間に、あなたの貴重な資産である「30代の時間」は刻一刻と減っていきます。
最終的にリターンのない既婚者に時間を投資するのは、今すぐやめてください。
それは「恋」ではなく、ただの「判断ミス」です。
戦略:「原石」を仕入れて、自分で磨けばいい
では、どうすればいいのか?
答えはシンプルです。「まだ誰の手も入っていない素材(独身男性)」を見直すことです。
アプリや結婚相談所にいる男性を見て、「服がダサい」「気が利かない」「店選びが下手」と切り捨てていませんか?
それは「伸びしろ」です。
- 服がダサいなら、結婚してからあなたが服を選べばいい。
- 店選びが下手なら、あなたが教え込めばいい。
今、スマートに見える既婚男性たちも、5年前・10年前はそうだったはずです。
奥さんが根気強くプロデュースしたから、今の彼らがあるのです。
共同経営者として「育成」を楽しむ
婚活は「完成品を探すショッピング」ではありません。
「一緒に成長できる共同経営者を探すプロジェクト」です。
完成品バイアスを捨てて、「原石」の棚を見に行きましょう。
自分で磨き上げたパートナーは、誰が作ったか分からない完成品よりも、ずっと愛着が湧くし、裏切らない「最強の味方」になりますよ。
まとめ
「いい男がいない」のではありません。
あなたの目が「完成品」に慣れすぎて、「これからいい男になる素材」を見落としているだけです。
他人の芝生を見るのはもう終わり。
自分の庭を耕して、自分だけの最強のパートナーを育て始めましょう。
私がどうやって「原石」を見極めたか、その具体的なチェックリストについては、また別の記事で解説します。
