給付金は「いつ」請求するのが正解?
採卵や移植が終わると、高額な治療費の領収書を見てため息が出ますよね。
「あー、早く民間の医療保険を請求して、現金を取り戻したい…!」
その気持ち、痛いほど分かります。
でも、私はあえて請求していません。
ズボラで忘れているわけではなく、「戦略的に寝かせている」のです。
なぜなら、今すぐ請求すると数万円単位で損をする罠があるからです。
「不妊治療は対象外」の思い込みを捨てろ
「文書料を節約する」という話の前に、一つだけ絶対に確認してほしいことがあります。
それは、「そもそも、自分の入っている保険で貰えるのか?」ということです。
多くの人がこう勘違いしています。
「不妊治療は病気じゃないから、民間の医療保険なんて関係ないでしょ?」
その思い込み、今すぐ捨ててください。
捨てないと、数十万円単位で損をします。
「採卵」は手術扱いになるケースが多い
実は、多くの医療保険において、以下の項目が給付の対象になる可能性があります。
- 採卵術:「手術給付金」の対象になることが多い(※商品による)。
- 先進医療:タイムラプスやSEET法などが「先進医療特約」でカバーされる場合がある。
「昔に入った保険だから無理かも…」と自己判断するのは危険です。
約款を読むのが面倒なら、今すぐ保険会社のコールセンターに電話してください。
「不妊治療の採卵をするのですが、手術給付金の対象になりますか?」
と聞くだけです。
もし対象なら、それは「埋蔵金」です。
絶対に回収しなければなりません。
診断書の発行手数料が高すぎる
意外と見落としがちですが、保険会社に提出する「診断書」をクリニックに書いてもらうには、お金がかかります。
多くのクリニックでは、「1通 5,000円〜1万円」が相場です。
(※私の通うクリニックは〇〇円でした)
もし、採卵と移植を繰り返すたびに、毎回請求していたらどうなるでしょうか?
- 1回目(採卵):診断書代 5,000円
- 2回目(移植):診断書代 5,000円
- 3回目(移植):診断書代 5,000円
- 合計コスト:15,000円
せっかく給付金をもらっても、手数料で1.5万円も消えてしまう。
これでは「手数料貧乏」です。
「おまとめ請求」でコストカット
そこで私が実践しているのが、「ある程度たまるまで請求しない」という作戦です。
多くの保険会社とクリニックでは、「同じ治療期間内であれば、1枚の診断書にまとめて記載する」ことが可能です。
もし3回分の治療を1枚にまとめてもらえれば…
コスト:5,000円(1枚分)
節約額:10,000円!
浮いた1万円があれば、推しのグッズが買えます。ちょっといいランチに3回行けます。
手続きの手間も1回で済みますし、やらない手はありません。
事前の確認は必須(電話しよう)
ただし、これは「自分の契約」が対応しているか確認が必要です。
私は保険会社のコールセンターに電話して、以下の2点を確認しました。
「まとめて請求」は可能か?
→ OKでした。
請求期限はいつまでか?
→ 「治療日から3年以内」と言質を取りました。
つまり、3年以内ならいつ出しても時効にはなりません。
私は治療が一区切りつくか、年度末などのタイミングまで、じっくり寝かせることにしました。
デメリット:手元の現金が減る恐怖
この戦略は合理的ですが、一つだけ致命的なデメリットがあります。
それは、「忘れた頃にまとめて入金される」ため、治療中は「完全な自腹(持ち出し)」が続くことです。
口座からは毎月数十万が出ていく。
でも、保険金はまだ入ってこない。
通帳の残高がみるみる減っていくのを見るのは、正直かなりメンタルに来ます。
「計算上は後で戻ってくる」と分かっていても、「今、現金がない」という恐怖は、妊活中の不安定な心には毒です。
まとめ:不安ならプロに「答え合わせ」してもらう
私はこの「おまとめ戦略」を実行するために、事前に「今の貯蓄ペースで、半年間給付金がなくても耐えられるか?」をシミュレーションしました。
自分ひとりで電卓を叩いていても不安が消えなかったので、無料のFP(ファイナンシャルプランナー)に相談して、キャッシュフロー表を作ってもらいました。
「この期間に持ち出しが発生しても、ボーナスと合わせれば家計は破綻しませんよ」
そうプロに言ってもらえたからこそ、今、請求を我慢できています。
もし、「手数料は節約したいけど、手元の現金が減るのが怖い」という人は、一度プロに計算を投げてみるのがおすすめです。
私が使った「商品を売り込まない」無料FPについては、こちらの記事で紹介しています。
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