30代の婚活が「好きになれない」で詰む理由。恋愛と結婚を『別モノ』と定義したら、半年で夫ができた話

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「いい人だけど、ときめかない」という沼

アプリで条件の合う人と会っても、2回目、3回目のデートに進む気になれない。
「悪い人じゃないんです。条件もいい。でも…好きになれない(ときめかない)

そう言って、自らフェードアウトを繰り返していませんか?
かつての私もそうでした。

好きになれないから、彼氏候補だけがどんどん増えていく。

でも、ある日気づいたのです。
30代で「結婚」を目指しているのに「ときめき」を求めているのは、「住むための家を探しているのに、テーマパークのような刺激を求めている」のと同じだと。

いくら楽しくても、毎日ジェットコースターに乗っていたら、生活は破綻します。
私たちが探すべきは、アトラクションではなく「安心して眠れるベッド」のはずです。

定義:恋愛は「娯楽」、結婚は「経営」である

私たちは無意識に「大恋愛の延長線上に結婚がある」と思い込まされています。

自分たちの親世代も、祖父母世代も恋愛結婚の人が多いですよね。(もしかしたらお見合いの人もいるかも)
しかし、冷静に成分分析をすると、この2つは全く別のゲームです。

    目的の違い
    • 恋愛(娯楽)
      • 必要なもの:ドキドキ、非日常、不安、駆け引き。
      • 脳内物質:ドーパミン(興奮)。
      • 消費活動(今を楽しむこと)
    • 結婚(経営)
      • 必要なもの:安らぎ、日常、安全、信頼。
      • 脳内物質:セロトニン(安心)。
      • 運営活動(生活を維持すること)

    この成分表を見ると分かる通り、恋愛に必要な「ドキドキ」の正体は、実は「不安」や「緊張」と紙一重です。
    相手のLINEに一喜一憂したり、「嫌われたかも」と不安になったりするあの感覚です。

    たまのデートなら、その刺激もスパイスになります。
    しかし、それが「365日続く生活」だったらどうでしょうか?

    結婚とは、家計管理、育児、親の介護など、数々のトラブルを処理していく長期プロジェクトです。
    その現場において、判断力を鈍らせる「興奮」や、精神を消耗させる「不安」は、邪魔でしかありません。

    あなたは、会社の共同経営者を選ぶ時に、「一緒にいてドキドキして、夜も眠れなくなる人」を選びますか?
    選びませんよね。
    「トラブルが起きても動じず、淡々と業務(生活)を遂行できる人」を選ぶはずです。

    つまり、「好きになれない(ドキドキしない)」というのは、婚活においてはデメリットではありません。
    むしろ、冷静な判断ができる「経営パートナーとして適正な状態」なのです。

    戦略:「生理的に無理じゃない」なら合格

    恋愛と結婚が「別モノ」だと割り切ったら、選定基準もガラリと変わります。
    加点法(ここが素敵!きゅんとした!)ではなく、減点法(不快じゃないか?)で見るのです。

    • 一緒にご飯を食べていて、咀嚼音が気にならないか?
    • 沈黙が続いても、苦痛じゃないか?
    • LINEの返信が遅くても、不安にならず放置できるか?

    「空気のような存在」
    恋愛市場では「つまらない男」と言われるかもしれませんが、結婚市場(共同経営者)としては「最強のパートナー」です。

    ドキドキしないということは、「相手に対して過度な期待や不安がない(=精神が安定している)」という証拠だからです。

    まとめ:ときめきは外注しよう

    私はこのロジックに切り替えてから、「ときめかないからナシ」という判断をやめました。
    その結果、今の夫(穏やかで、私の推し活を邪魔しない人)と出会い、半年で結婚しました。

    夫にときめきはありません。でも、絶大な「信頼」と「安心」があります。

    もしあなたが「好きになれない病」で婚活が停滞しているなら。
    「ときめきは推し(外注)で補給する。夫には安心(インフラ)を求める」
    と役割分担をしてみてください。

    驚くほど視界がクリアになり、今まで見過ごしていた「優良物件」が見えてくるはずです。


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